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みなさま、こんにちは!薬膳八百屋です。

8月に入り、暑さが本格的になってまいりました。

冷たいものがおいしい時期ではありますが、暦の上では今日から秋です。

暑さに負けず、秋を迎えるための養生法をお伝えしてまいります!!

立秋の養生法「益気健脾(えっきけんぴ)」とは?

前回の「大暑の養生法」でお伝えした通り、この一見ありがたそうな四字熟語は「二語+二語」で意味を考えます。

「益気(気を…ますます???)」は「気を補う」という意味、

「健脾(脾をすこやかに?)」は「脾を健康にする」という意味です。

よって「益気健脾」は「気を補い、脾を健康にする」と読むことができます。

今回は東洋医学を勉強し始めて最初につまづきがちな「気」のはたらきについて詳しくご紹介したいと思います。

 

「気」とは…「エネルギー」のことで「ものを動かす力」そのものを指します。

現代医学の「ホルモン」や「自律神経」のようなものに近いはたらきです。

東洋医学では、

①血や津液(しんえき:血液以外の体液全て)をめぐらせ、排泄させる(推動すいどう作用)

②身体を温め、体温を維持する(温煦おんく作用)

③体表を保護、抵抗力(防衛ぼうえい作用)

④不正出血や津液の過剰な分泌を防ぐ(固摂こせつ作用)

⑤代謝そのもの(気化きか作用)

以上の5つのはたらきに分けてとらえます。

 

このように見ていくと「気」がきちんと必要な分存在し適切にはたらくことが「健康」であることの一つ、とも言えるでしょう。

「脾」は東洋医学では「栄養を作り全身に運ぶ」というのが大きなはたらきですので、「気」が十分にあることで「脾」も健康になる、と考えられます。

「気=エネルギー」の元となるのは栄養学では「炭水化物」であることは有名です。

東洋医学でも「炭水化物」は「気を補う」食材としてご紹介することも多いですが、そのほかの食材でも「気を補う」ものはたくさんあります。

気を補い、脾を健康にする「益気健脾」の食材

炭水化物以外ですと、大豆、納豆、枝豆、かぼちゃ、ヒラタケ、アボカド、さくらんぼ、イワシ、ぶり、牛肉、うずらの卵などがあります。

また、気を作り出す臓腑の一つは「脾」です。

常に「脾を健やかに保つ」ことが、健康への第一歩でもあります。

今回は健脾の食材の中でも特に旬である「オクラ」について詳しくご紹介してまいります。

オクラの薬膳的な効能

脾を健やかにし、津液を生み出します。

それにより、消化を助け、腸を潤します。

津液とは先ほど「血液以外の体液全て」とご紹介しましたが、もちろん「汗」もそのうちの一つ。

汗として出て行ってしまった水分を補ってくれる、ということですね。

脾を健やかにし、消化も助けてくれるとは、この時期にもってこいの食材ですね!

オクラの性味

「性味(せいみ)」とは「からだに及ぼす作用」のことで、オクラは「平 / 甘苦」。

体温に大きな変化を与えることなく、補ってくれる食材です。

おいしいオクラの選び方は?

選び方のポイントは①色②大きさ③産毛の3つです。

①色は濃い緑色で鮮やかなものが良品です。

②大きさは、小さいものが良いとされています。大きなものは苦味が強くなります。

③産毛はびっしりと残っているものが新鮮な証拠です。

オクラを長持ちさせる保存方法は?

【冷蔵保存の場合】

オクラは乾燥と低温に弱いため、可能であれば常温保存がオススメです。

冷蔵庫に入れる場合は新聞紙などにくるみ、野菜室の保管が良いでしょう。

【冷凍保存の場合】

ラップなどにくるみ、そのまま冷凍保存することも可能です。

この時に、網に入っているものはそのままこすり洗いをして産毛をとっておくと後で使いやすいです。

カットしたものも冷凍可能です。

その場合は冷凍保存袋などに平たく入れ、なるべく早く凍らせるように工夫しましょう。

オクラのオススメの調理方法は?

オクラは「体温に大きな変化を与えることなく、補ってくれる食材とご紹介しましたが、季節がら「体の熱をとり気をしっかり補う食材」と組み合わせることで、より「益気健脾」に近づけてみましょう。

旬の食材の一つに「タコ」がありますが、タコの性味は「寒/甘鹹」。

体の熱をとりながら、気だけでなく、血も補ってくれます。

そのため、筋や骨を強くし、質の良い肌を作るのを手助けしてくれます。

今回はタコと組み合わせてみたいと思います。

【タコとオクラのナンプラー炒め】

①タコもオクラも斜めに一口大にカットします。

②フライパンにオリーブオイルを少し入れて熱し、①を炒めます。

③ナンプラーを入れ、味を整えます。

以前「生薬であそぶ会」で紫蘇ジュースを作りましたが、紫蘇ジュースにも合いそうです!

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ぜひレシピもゲットしてくださいね。

益気健脾の代表生薬「山薬(さんやく)」

「山の薬」と書いて「山薬」。

何かと言うと、「やまいも」のことです!

なじみのある食材ですが、実はれっきとした生薬の一つです。

詳しくご紹介してまいります。

山薬の性味・効能

【性味】甘 / 平

【効能】健脾・補気・潤肺・強壮
    (脾を健康に、気を補い、肺を潤し、身体を強くする)

山薬の基原植物

ヤマノイモ科のつる性多年草。

ちなみに、山で勝手に育っているものを「自然生(自然薯)」、中国からの栽培品種を「長芋」と呼んで区別することもあるそうです。

山薬の漢方的な使い方

①健脾作用:下痢や胃腸虚弱に用います。慢性化している場合は人参などと配合します(参苓白朮湯)。

②滋養作用:体力の低下や老化による症状に用います。高齢者で倦怠感や頻尿がある場合は山茱萸などと組み合わせます(八味丸)。

山薬の民間的な使い方

ヤマイモを焼酎に漬けた「山薬酒」が滋養薬として知られています。

また、ヤマイモの葉腋(葉柄の付け根部分)にできるムカゴも滋養強壮薬として広く使われています。

薬膳八百屋では30g300円からご用意

山薬のいいところは老若男女問わず、健康なかたもそうでないかたも万人に取り入れられるところです。

「漢方的な使い方」でご紹介している「人参」「山茱萸」も量り売りでご用意していますので、ぜひお試しください。

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なじみがあって「補気」できる食材といえば、やはり「お米」でしょうか。

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「しらす梅」「黒豆醤油赤飯」「鮭ずし」「枝豆」です。

店内の電子レンジですぐにお召し上がりいただけます。

ぜひご利用ください。

イベント情報

7/24(日)第66回つまづかない漢方講座「白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)」やりました

この春から「傷寒論(しょうかんろん)」という、漢方を学ぶ上では避けて通れない昔ながらのテキストを読み解いています。

傷寒論では「誤治(ごち)」といって薬を誤って処方してしまった場合の体調の変化や、それに対して体調を立て直す方剤はどういったものがベストか、その理由なども詳しく書かれています。

これを学ぶことで、実際にご自身で漢方薬を使う際に、適切なものを選ぶ力を身につけることができます。

さて、今回は清熱の方剤「白虎湯」に人参を「」えた「白虎加人参湯」。

いつも通り生薬を量って煎じながらテキストを読み進めていきます。

今回の方剤の一つに「石膏」が使われているのですが、石膏水と精製水の飲み比べなんかもやりました。

石膏は暑い夏にもってこいの便利な食薬。

暑くて寝苦しいかた、夏になると皮膚のトラブルが多いかたなどにもオススメです。

八百屋やインターネットで販売中です!ぜひお試しください。

さて、8月はお休みをいただきまして、次回は9月25日(日)「葛根加半夏湯(かっこんかはんげとう)」です。

これは有名な「葛根湯」に「半夏」という生薬を「加」えたものです。

半夏を加えるだけでどんな作用が生まれるんでしょうね?

次回もどうぞお楽しみに♪

おまけ:だいこんちゃん日記〜復刻商品続々入荷しました〜

こんにちは!だいこんちゃんです!

品切れになっていた商品が続々と入ってきました!

その中でも特にだいこんちゃんがお気に入りなのは「文さんちのぶどうジュース」です。

だいこんちゃんが今まで飲んだことのあるぶどうジュースと全然味が違います!

てんちょに聞いたら「ストレートしぼりだからだよ!」って教えてくれました。

数量限定でのご用意です!お早めにお買い求めください☆

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